オールインワンジェルのメリット・デメリット

オールインワンジェルを使用することで得られるメリットには、スキンケアにかかる手間/時間を省くことができる・メイクの時間を省くことができる・肌に優しい・スキンケア化粧品の費用を抑えることができる・・・等が挙げられます。

スキンケアにかける手間・時間を省くことができるのは、最初にも触れましたが、本来であれば、化粧水・美容液・乳液・クリーム・・・と複数のステップを経ていくスキンケアがワンステップで終了する分だけ、スキンケアにかける時間を短縮することができるということです。

一般的なスキンケアの手順を踏んだとしても、それほど時間がかかるわけではありません。オールインワンジェルに変えたからといって、数十分も時間が短縮できるわけでもなく、省ける時間といえば数分~十数分ほどだと思います。しかし、朝の忙しい時間帯の数分~十数分は大きいですよね。もちろん、オールインワンジェルであれば、スキンケアにかける時間は短くなっても、肌に必要な成分は配合されていますので、肌のお手入れの手を抜いているわけではありません。スキンケア化粧品を使用する順番なども気にする必要はありませんしね。

メイクの時間を省けるというのは、洗顔・スキンケア・メイク・・・をひとまとめに考えた場合、先ほどのスキンケアにかける時間を短縮することができる分、トータルの時間も短くなるということです。もし、オールインワンジェルに、化粧水・美容液・乳液・クリームの機能だけでなく、化粧下地・日焼け止めなども加えられていれば、更にメイク時間を短縮することが可能です。勤めている女性にメイクは必要不可欠ですから「メイクをせずに出勤するというのは考えられない」という方は少なくないと思います。スキンケアにかける時間が例え数分~十数分であっても、これだけ時間を短縮することができれば、ゆっくりとメイクできるのではないでしょうか。

肌に優しいというのは、オールインワンジェルに配合されている成分が天然由来成分ばかりだから・・・という意味ではありません。化粧水・乳液などのスキンケア化粧品を肌につける際、当然のことながら手やコットンを使用するかと思います。いずれにしても、この肌につけるという行為は、思っている以上に肌に刺激を与えてしまっているんですね。スキンケア化粧品によっては、使い方として「コットンにつけて軽くパッティングする」としている商品もありますし、もちろん提示されている使用方法でスキンケアを行うのが一番良いのですが、しかし、肌につける回数が多ければ多いほど、その分肌に刺激を与えていることは事実です。「手のひらで抑えるように肌につけているけれど・・・」という方も、少なからず摩擦は生じているわけですから、刺激を与えていることになります。単純に考えて、普段のスキンケアで化粧水・美容液・乳液・クリームを使用している方は、これらの機能が1つに収まったオールインワンジェルを使用すれば、肌への刺激は1/4で済みます。スキンケア時に肌にかける負担はそれほど大きくはないでしょうが、普通に考えて1日2回毎日行うものですし、肌のことを考えるならば、少しでも負担をかけない方が良いに決まっていますから。

そして、スキンケア化粧品の費用を抑えることができる・・・は、これまでに使用したいたスキンケア化粧品シリーズの価格、そしてオールインワンジェルの価格によって違ってきますが、これも単純に考えて、一般的なスキンケアを行う場合、化粧水・美容液・乳液・クリームの全てを買い揃える必要があります。

その合計金額と、それらを使用した場合と同じ効果を得ることができるオールインワンジェルとを比べた場合、オールインワンジェルの方が価格が安い・・・という場合が多いんですね。スキンケア化粧品・・・特に化粧水はたっぷり使わなければ意味がありません。「高い化粧水だから・・・」と提示されている使用量よりも少ない量でスキンケアを行っていては、十分に効果を得ることができません。

悩んでいる症状や気になる症状を改善するためのスキンケア化粧品シリーズの場合、美白・保湿・アンチエイジング・・・などが主に挙げられますが、このなかでもアンチエイジングに特化したスキンケア化粧品は高価なことが多いです。同じくアンチエイジング効果のあるオールインワンジェルも、他のオールインワンジェルと比較すれば価格は高めかもしれませんが、それでも各スキンケア化粧品のトータルの金額と比べると、多少は抑えられることが多いんですよね。毎日使用するものですから、できるだけ出費は抑えたい。けれど、肌のことを考えたらきちんと効果のあるものを使いたい・・・という願いも、オールインワンジェルならば実現することができます。

オールインワンジェルのデメリット

多機能で、スキンケア化粧品にかかる費用を抑えることもできて経済的、肌への負担も極力避けつつ、スキンケア・メイクの時間も短縮することが可能・・・と、何かとメリットが多いオールインワンジェルですが、少なからずデメリットも存在します。その1つが、肌の状態に合わせた使い方をすることができないということです。

種類によって違うものの、基本的にはオールインワンジェルは、肌に有効に働きかける様々な成分が配合されています。肌の悩み等に合わせて、美白・保湿・アンチエイジング・・・と各目的に特化したオールインワンジェルも存在しますが、様々な肌トラブルや悩みをカバーすることができる万能商品でもあります。複数のスキンケアのステップがワンステップで済むのでとても便利な存在ですが、しかし、オールインワンジェルに配合されている成分の配合率は、誰が使用しても有効というわけではありません。つまり、万能商品ではあるものの、万人向けに完成されたものではないんですね。

例えば、肌の乾燥が気になるため、いつもよりもたっぷり保湿しよう・・・と思った場合、通常のスキンケアであれば、化粧水をいつもよりも多くつければ済むことです。一度に使う量はいつも通りですが、肌につける回数を増やすわけですよね。1日中外にいた日や、海・プールに行った時など、紫外線をたっぷり浴びてしまった日というのも、肌の乾燥はいつも以上に進んでいますから、いつもよりも多く化粧水を使う方は多いかと思います。

しかしオールインワンジェルの場合、そのいつものスキンケア+αの臨機応変なケアがしづらいことがあります。「ならば、オールインワンジェルでも複数回使用すれば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、肌の乾燥を防ぐためにはそれで良いかもしれませんが、同じく紫外線をたっぷり浴びたため、シミ・そばかすなどをつくらないために、部分的に集中して美白成分配合の美容液を使いたい場合、オールインワンジェルでは適いませんよね。商品によっては、肌タイプに合わせて、よくある「しっとりタイプ」「さっぱりタイプ」に分けられて販売しているオールインワンジェルもありますが、その日その日の肌のコンディションや、気温・湿度、そして自分のとった行動に応じて、使用するスキンケア化粧品を調節したい方にとっては、オールインワンジェルは物足りないと感じてしまうかもしれません。

もちろん、オールインワンジェルでも、様々な肌のコンディション・気温・湿度・行動・・・等に合わせて対応するできるだけの成分は配合されているものがほとんどですし、いつもよりも多くオールインワンジェルを使用したり、オールインワンジェルで肌と整えた後、気になる部分だけに別の美容液を使用しても構わないのですけどね。ただ、「別の美容液を使うのであれば、最初から各スキンケア化粧品を別々で購入する」という方も少なくありません。

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